個展終了②確信、そして始動!!

実はね、1年間でこれまで4回の個展をやってきたけど、これって絵を描いている人としては、たぶんあまりやらないようなハイペース。

 

僕がこうやって本格的にアートとしての作品を描くようにになってからの年月って、まだとっても短いんだ。

自分で「現代アート」って言えるような作品を最初に描きはじめたのは、2014年の終わり頃じゃなかったかな、たぶん。

 

 

これはその頃の作品。

 

僕がそれまでの「上手に描かなきゃっ」ていう意識から脱却して、のびのびと自由に、

僕本来の個性をそのまま出した、今の作風に至るきっかけとなった作品のうちの一つなんだ。

 

狭っ苦しい鳥かごの中から、自由に飛び立ったみたいな気持ちっていうのかな。

 

だからこの絵にはね、とてつもない程の楽しさや嬉しさ、子供みたいに可能性を秘めた自由な心…、

そんな色とりどりのエネルギーがギュッとつまってるんだよ。^^

 

僕にはきっと「伝えたい想い」が、溢れ出すほどあったんだろうな。

この1年間の勢いって凄くて、一度として作品に対する生みの苦しみって無かったんだ。

7月の個展「捲土重来」までは、かなりパワフルで、絵も、そこに添える詩も「熱」のこもったものが多かった。

 

そんなエネルギーいっぱいの絵を描きながら僕は、凝り固まっちゃってた自分自身の心を無意識にだけど、立て直す作業をコツコツとしていたんだと思う。

 

 

個展では、毎回20点ほど展示するんだ。

 

これだけ描いてるってことは、その時間はずっと自分の内面と向き合ってるってことになる。

知らず知らずに僕の中で、変化が起きてても、それって不思議でも何でもないんだろうね。

当たり前のように他人軸で見てた「こうあるべき」みたいな考えや、「他人からどう思われるんだろう」みたいな余計な不安とかいろいろ…。

そんなものが、少しずつ剥がれ落ちて行って、僕本来の姿にもどっていく。

だから今はすごく身軽で、自由なんだ。

自分が本当に好きな物、本当にやりたい事、心から伝えたい事…。

漠然としかわからなかったものがようやくはっきりと見えたのが、この前の個展「陽の当たる場所を探して」の準備をしてる時だったんだ。

でもね、そこに至るまでには、思いっきり落ちた時期があったの。

 

まず8月の一か月間はのんびりしようと思ってたから、絵は描かずに夏休みって感じの日々。

それでね、9月から描こうと思ってたの。

でも2枚描いたあと、急に絵を描く気持ちが無くなっちゃった。

 

何気ない友人の言葉をきっかけに、深~いところまで落ちちゃったんだ。

もちろんその友人が悪いわけでも何でもなくて、今思えば、自分を包んでた殻をすっかり取っちゃった僕が、まだその状態に慣れてなかっただけなんだよね。

それと同時に7月の個展で、それまでの僕の色々を全部出し切った感覚があったっていうのも一因かな。

その状態って、紙を前にしても描けなくなったという訳じゃなくて、敢えて紙を広げることすらしなくなっちゃったっていう感じ。

 

だからその時期は、その時やりたいって感じた事だけを何の目的もなくゆるゆるとやってたの。

ずっと前に録画してた番組見たりとか、そんなぼんやりとした時間がず~っと流れてた。

それでもなぜか、焦りとかは全然無くてね、ただただ流れに任せてたんだ。

そんな風にしながら、自分の心を整えていったんだろうね、きっと…。

 

そしてようやく10月も後半になって1枚の絵を描いたら、そこから急に何かが変わったんだ。

理由も何にも無い。自分でも不思議なんだけどね。

そこからはもう、自分が今までやりたかった事がはっきりと心の中にどんどん広がっていって、11月なんて、どうやって過ごしてたかも思い出せない位、朝からず~っと絵を描いてたよ。

休んだのはたった2日間だけ。

だから今回20点の作品の大半は、個展開催の月、11月に描きあがったものなんだ。

 

だからって、一枚も手を抜いたものなんてないよ。

見た目はね、これまでの作品と比べると複雑さが無くなって、ふんわりと柔らかなイメージのものが殆どなんだけどね。

それでもむしろ、今までで一番込めた作品たちなのかもしれないってくらい、1枚1枚想いも時間も凄くこもってる。

僕はいつも、作品を仕上げる時は、薄~いガラスを扱うみたいな気持ちで向かい合ってるんだ。

今回は、それがさらに薄い、風が吹いただけでも割れちゃうかもしれないようなガラスを扱う…。

そんな風に、大切に大切に仕上げていった作品たち。

 

ここには、1年間集中して磨いて削って、ようやく現れた僕の本当の姿と、心から伝えて行きたいメッセージがたくさんたくさん詰まってるんだよ。

 

心に抱えて来たいろんなもの、自分を守ろうとして背負ってきたいろいろ。

きっとまだ全部ではないけど、その殆どが剥がれ落ちた今、僕は何故この世に生まれて来たのか、何をする為に生まれて来たのか、

それが何なのかがはっきりとわかってる。

去年までは、ぼんやりしてたけど、今は確信を持ってるよ。

 

 

来年は、いよいよ絵本もちゃんと仕上げていくよ。

そして次の個展。

先日の個展の初日にギャラリーで決めてきちゃった!!

2018年5月17日がスタート。

もう、僕は動き出してるよ。(^^)V 🍀

=スターシードが創り描く☆地球に人に優しいアート= noZomi hayakawa(陽日希)2024秋の個展『自灯明』

スターシードが創り描く
地球に人に優しいアート
noZomi hayakawa(陽日希)
 2024.秋の個展

 
  『自灯明』

2024/11.25(月)-12.01(日)
   11:00ー19:00
(最終日は17:00閉館)

  ギャラリー元町
    ・・・
誰もが心の奥に持つ、内なる光。
それは自身の信念や志、願い、そして大切な想い...
誰かが照らしてくれる灯火を頼りに生きても、
果たしてそれが、自分の人生なのだろうか。
たとえ、今は小さな灯りだとしても、
僕は、内なる光である自分自身を拠り所として生きていく。
       noZomi hayakawa(陽日希)