裸の王様に付ける薬は無い…2021個展Bonbonniereより『頂き物』からの考察

アンデルセンの童話「裸の王様」

ここに出てくる王様のような人には 大抵の場合

付ける薬は無いね

周りの人からの注意や意見はもちろん

身近な人が親身になって忠告してくれる言葉すらも受け付けない

受け付けないどころか 不機嫌になったりするもんだから

周囲もだんだん面倒くさくなって 何も言わなくなる

何も言われないから 自分は正しいと勘違いする

裸の王様だと思われてることにも気付かないまま…

そしていつの間にか 信頼の貯金はゼロを超えてマイナスになっていくんだ

そういう人と出会ってしまうと 本当に虚しくなるね

でも そういう人を変えることなんてできないし 関わる時間ももったいない

だからせめて そんな風にならないように 日頃から自分を律していきたいね

物やお金 人の優しさや愛 その他いろんなものに対する自分の在り方

よく見聞きする「感謝」という言葉には

「もうわかってるから!」とうんざりしてる人も多いかもしれないけど

それはもう極々当たり前の土台としてそこにあって

有り難く差し出されたものをどう受け取って どう活かしていくかをちゃんと意識していくことが大切なんだ

自分はそこそこ足りていると感じていたら 必要としているところに回していくとか

恩返しでも恩送りでも その時々で最善の方法で…

そしてその言動の源が 高慢な「傲り」ではなく

見返りを求めない 優しい「愛」の心であること

「俺が、私がやってあげてる」ではなく

「やらして頂いてる」でもなく

ただただ 心の底から自然に湧き上がる「ありがとう」を感じながら行動できる

そんな人でありたいね🍀

・・・・・・・・・・・・

2021.06個展

[Bonbonniere]より

・・・・・・・・・・・・

たとえ それが僅かであっても

決して奪ってはならない

忘れてはいけない

頂いているということを…

自分だけ損をしなければ

それで良いのだろうか

いつの間にか

傲慢になってはいないか

人間は 地球からの信頼を

失いつつあるのかもしれない

それは

身近な人との関係も

また 同じ…

『頂き物』

 noZomi