地球に人に優しいアートを…図画工作室から2022.8/29『結局全て大丈夫』
図画工作室から…
まだ起きてもいない出来事を ご丁寧に「大事件」に変えてしまっているのは
たいていは 僕らの豊かな想像力
ということは その逆もしかり
良い方向へ 僕らのその豊かな想像力を働かせていけば良いのです
・・・
『結局全て大丈夫』
・・・
僕らは生きている時間の中で
“取り越し苦労”のようなものに、どれほどのエネルギーを注いで来たんだろう。
何気ない誰かの言葉を聞いたとたんに…
ふと何かを思い出したとたんに…
急に気分が変わったりした時にも…
ある物事に対して、むくむくと湧いてくる不安や心配
「もしかしたら…」
「ひょっとして…」
「きっと…」
まだ起きてもいない未来の出来事を、想像力豊かに思い浮かべて、
頭の中にリアルな物語を描き始める。
それは実に臨場感溢れていて、
想像の中の誰かの迫真の演技は、居ても立っても居られないほどの不安を煽ってきたりする。
でも、いざその物事と対峙する日が来ると、
気が抜けてしまうほどスムーズに事が済んでしまったり、
周りの人の反応は、思い描いていたほど大袈裟なものではなかったり…
多少のダメージはあったとしても、何だかんだ言いながらしっかりと乗り越え、ちゃっかりとやり過ごしていたりする。
心配事の大半は、そういう事だったりするもので、
取り越し苦労をしていたあの時間なんて、まるで無かったかのように、今日というこの日を普通に過ごしているわけで…
振り返って見れば、
世の中や他人なんかよりも、
実は自分自身の方が、よっぽど自分に厳しいし、優しくもない。
まだ起きてもいない出来事を、ご丁寧に「大事件」に変えてしまっているのは、
たいていは僕らの豊かな想像力。
その想像力を、良くない方にばかりフォーカスしていると、
わざわざその通りの事を引き起こしてしまう…という凄い力も僕らにはあるらしい。
ということは、その逆もしかり。
良い方向へ、僕らのその豊かな想像力を働かせていけば良いのです。
人生って、本当にいろんな事が次から次へと起きてくる。
その度に心を揺らして過ごす一生なんて、あまりにもつまらない。
だから
『結局全て大丈夫』
最近の僕は、人生の障害物達をちょっと偉そうに上から目線で眺めながら、
決して立ち向かうのではなく、軽く挨拶くらいする程度で、サラッとやり過ごして行こうというスタンスで過ごしている。
もちろん全てが都合良く思い通りにはいかなくても、
傷付く事もつまずく事も、一つ一つは単なる経験。
それを後に活かせるような胆力、底力を鍛えておこう。
そんな風に思えるようになっている🍀
安らぎの図画工作室室長 noZomi hayakawa