「春を待つ」

最近まで、とにかく寒い冬が苦手だった。

寒さが体感的に苦手なのは今も変わらないんだけど、去年くらいからかな…冬の魅力に気付いたのは。

 

冬の朝の澄んだ空気の気持ち良さ、

誰かが言ってた「ピリッと身も心も引き締まる」ようなその空気の魅力が、何となくわかるようになってきた。

 

それでもやっぱり春の気配を感じた時の嬉しさって、格別だね。

 

少しずつ寒さが緩んで、若葉が鮮やかに色づいてくると、通りを行き交う人達の表情も柔らかくなってるように感じる。

寒風の中ではみんな俯き加減で足早に歩いてた道でも、桜の時期は皆、顔上げて花を愛でながら少し余裕のあるペースで歩いてる。

そんな春の日は、みんなをいい顔にしてくれる。🍀

 

 

(2017年個展「花*華繚乱」展示作品)

「春を待つ」

 

ふと ひとりになると寂しくなって

 

北風が 心に痛い時もあるよね

 

だから人はいつも

 

暖かで 柔らかな春を待つんだ

 

そこに 誰かの面影を重ねて…

 

…noZomi🍀

 

=地球に 人に 優しいアートを=

僕らを育んでくれるこの星とあらゆる命への敬意、

そして魂の居場所である肉体に感謝を込めて…

       早川 希