澱み、滞りを流し切る!
「過去なんてもうここには無いんだよ!関係ないじゃん!今やりたいからやる、ただそれだけの事でしょ⁈やればいいじゃん。」
普段は全くと言っていい程過去に執着はしないんだけど…。
昨日、自分がこれからやっていこうとする行動に、わざわざ過去から引っ張り出してきた理由や言い訳をくっつけて話す僕。
その話が終わった瞬間に、目の前にいる友人が返してきたのがこの言葉。
ハッとした…心臓のど真ん中を射抜くような鋭い指摘…うん、確かにその通りだよ。
僕の中にあったのは、何でもいいから根拠みたいなものをくっつけて「大義名分の元、行動する」みたいにしたいっていう…どこか卑怯な感じもする心の弱さ。
そう、ただそうしたいからする、やりたいからやってみる。それだけでOK。
単純明快!ただそれだけ。理由なんていらない。
本心から目をそらして、余計な小細工でカモフラージュするなんて、全く必要無い。
誰かに気を使う必要も無い。心のままに飛び立てばいいんだ。
僕は未だにくだらない見栄や拘りに囚われていたんだな…。
もうそんなものとは無縁だと思ってたけど、2019年も終わろうとしてるここに来て、大きな心のゴミが露呈した。
と同時に、友人の言葉を聞いたあとからは、妙に清々しい気持ちになった。
自分では無意識だったけど、まだ僕の中に迷いや不安、自分を信頼しきれてない部分があるんだろうね。
でも、たとえそんなものを持ったままだとしても、やってみたい気持ちがあるならやりたい事をやってみればいいだけ。
そうなんだよね。
「見切り発車」、しょっちゅうやってて得意なくせして、何で今回だけは心がこわばってるんだろうね。
いつもの自分にあるはずの潔さに欠けてる。
昨日はそれに気付かせてもらったところで、今日はまた、ふと思い立ったことがある。
すごく楽しみな気持ちで一歩踏み出そうとしてるはずなのに、あんな風に言われるということは、何かが澱んでるんだよ…滞ってるの…。
しがみついてるもの、握りしめてるもの…もうとっくにいらないはずのもの…。
そういう風に言うと、よく人間関係の事とかが話題になるけど、今回はそこじゃない。
これから先、僕が身軽に、まっさらな気持ちで進んで行くには…。
あ~そうだ…それだ!って思った。
「いつか売れるかも」なんて思って、しまい込んだままになってる作品。
自分が描いたことすら忘れちゃってるものもたくさんある。
何回か展示しても売れない作品。
今の自分には、ちょっとピンと来なくなった作品。
そんないろいろ…もう無くてもいいんじゃん? 無くなったとしても何も影響無いよな…。
僕の作品を必要としてくれた人の元には、ちゃんとその作品達は旅立って行ってるわけで、あとは僕自身が今残しておきたい何枚かがあれば十分。
新たな作品をまだまだこれからも生み出していくんだから。
とりあえずの記録として、データとして残してはおくけど、どうせ箱の中にしまいっぱなしだし、それこそ過去の思い出とかは元々あまり興味も無いから「物」として置いておく必要は無いなって思った。
そして、それらを在庫セールみたいにして売るつもりもない。
そのまま潔く捨てる。
今後創り出していく作品も、2回くらい展示しても行き先が決まらないようなら、潔く手放して行こうって決めた。
その方が僕自身も、一点一点に今まで以上にもっと真剣に向き合って創っていくのかもね、行き先が決まるようなものを生み出せるように。
そうはいっても、いざ昔の作品を見直した時はきっと、そうとう心は揺らぐと思う。
でも僕は、澱みや滞りを流し切るという覚悟を決めて、この作業に取り掛かる。🍀
=スターシードが創り描く☆地球に人に優しいアート= noZomi hayakawa(陽日希)2024秋の個展『自灯明』
地球に人に優しいアート
noZomi hayakawa(陽日希)
2024.秋の個展
『自灯明』
2024/11.25(月)-12.01(日)
11:00ー19:00
(最終日は17:00閉館)
ギャラリー元町
・・・
誰もが心の奥に持つ、内なる光。
それは自身の信念や志、願い、そして大切な想い...
誰かが照らしてくれる灯火を頼りに生きても、
果たしてそれが、自分の人生なのだろうか。
たとえ、今は小さな灯りだとしても、
僕は、内なる光である自分自身を拠り所として生きていく。
noZomi hayakawa(陽日希)