「乱れ咲き」

時の流れは速い。

言い訳ばかり考えてたら、一生なんてあっという間だよ。

「あとでやろう」

「明日やろう」

「いつかやろう」

多くの人がそんな風にやり過ごしているうちに時間ばかりが過ぎて行って、いつしかその気持ちが冷めてしまったり諦めとなり、

「あの時やっていたら」

「あの時やってさえいれば…」

そうやって、自分の人生の時間が手の平からこぼれ落ちてしまったような焦燥感にかられる。

そういう場面が今日もきっと、世の中のあちこちで起こっているんじゃないかな。

物理的にどうしても無理なことっていうのもあるけど、たいていのことは自分の気持ち次第でどうにかできるはずだって僕は考える。

例えば、子供の頃に習いたかったけど、何らかの理由でやらせてもらえなかった憧れのピアノ。

受験の為に中断したまま再開することがなかったバレエのレッスン。

挫折してしまった英会話。

未だに実現出来てない一人旅、等々…。

どれもいざやろうとすると、それなりに勇気とエネルギーが必要だよね。

でもそこを思い切って飛び越えて、人生の時間を咲き誇ってる人達も確かに存在するんだ。

人がいちばん咲き誇れるのは、自分で花開くって決めたその瞬間から。

そんなの他人にとやかく言われる筋合いも、他人の目を気にする必要も全く無い。

自分で決めて動いた時から、誰もが年齢も立場も関係なく、そこから美しく咲き誇っていけるんだ。

さあ、深呼吸して…一歩踏み出してみようよ。🍀

(2017年個展「花*華繚乱」展示作品)

「乱れ咲き」

春…

強い生命力を見せつけられる季節

花々が咲き乱れる姿は

停滞している人々の心に

強く働きかけてくる…

もっともっと 人生の時間を楽しもう

誰が 何を いつから始めてもいいんだよ

思いっ切り咲いていいんだよ

限りある人生の時間

太陽に向かって 笑顔で咲き誇らないなんて

ただただ 勿体ないだけだよね

…noZomi

=地球に 人に 優しいアートを=

僕らを育んでくれるこの星とあらゆる命への敬意、

そして魂の居場所である肉体に感謝を込めて…

       早川 希

図工室-letter

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