自分の本音を体現していく…
先日SNSの投稿で、他人に頼る事が出来ない自分を「そんな事すらできない小さな人間…」だと書いた。
そして、それは自分の存在も、自分の気持ちも大切にしていないから…と。
あれから一週間ほどの間、いろいろと思いを巡らせるうちに、
それはちょっと違うのでは? という疑問がふつふつと湧いて来た。
今ではちょっと違うどころか、全く逆なのでは?と感じ始めている。
そもそもよく考えてみると、僕は他人に頼りたいなどと、今までの人生の中で考えた事があっただろうか…。
むしろ、他人に頼るという状況には、心地良さを感じられない。
もちろん代価をきちんと支払って、何かを教えて貰ったり手伝って貰ったりすることには何の抵抗も感じないけれど、
ただただ好意に甘えて何かをやって貰う状況になったとしたら、居ても立ってもいられないくらいの居心地の悪さを感じてしまう。
その状況は、ある意味「針の筵(むしろ)」のようなもので…
以前から、他人からの相談はよく受けるけれど、僕自身が誰かに何かを相談をするというのも殆ど無い。
それもきっと、誰かに自分の何かを決めて貰うという事に、居心地の悪さを感じるからなのかも知れない。
そう考えてみると、僕が他人を頼らない事は、むしろ「自分を大切にしているから」に他ならないのだ。
「頼れない」のではなくて、頼る必要が無いというだけの事で…
だとしたらなぜ、自分を「小さな人間」と感じたのか…
その理由こそが、これからの僕の人生にとっての大切な鍵。
僕の弱さは他人に頼れないという事ではなくて、僕を頼って来る人の、いわゆる「お願い事・頼み事」を断る事が出来ないということだと気付いた。
「お願いがあるんだけど…」というちょっと不安を感じるような言葉から始まる頼み事って、突然飛び込んでくるセールスとよく似ていると感じる。
僕自身が何も求めて無いところに、突然やって来るというのと、あまり嬉しくない空気感…というところが、実によく似ている。
僕は、突然飛び込んで来るセールスは、100%断る。
相手の話も一切聞かず、瞬時に断る。
でも、なぜか知人、友人の「お願い事・頼み事」はいつも断る事ができなかった。
それは、相手が見ず知らずの他人では無いことから来る得体の知れない「罪悪感」に加えて、おそらく、それこそちっぽけな保身。
相手と揉め事を起こしたくないとか、機嫌を損ねたくないとか…実にくだらなくて幼稚な感情だ。
それでも、一気に湧いてくるそれらの不安から、断る事が出来なくなってしまうのだ。
本当は断りたい。
でも、それを隠して引き受けてしまうのだから、その後に大きく後悔をする事になる。
物理的にも精神的にも、時間的にも、大変な負担になってくるのだ。
今まで何度となく「断る」という事を実践しようと心に決めながらも、いざとなると出来ないまま時間だけが過ぎて来た。
でも今度は本気で取り組む。
僕の心の中に少しでも拒絶感のある内容だとしたら、相手が誰であれ、全て断るという決断をした。
これは僕としては今までにやった事が無い、かなり勇気を必要とする行動。
それでも僕は、自分を大切にする事を優先すると決めた。
実は去年の終わり頃から、かなり辛い体調不良が出始めていたんだけど、何かの食品のアレルギーだろうと言う人もいたりしたけど、これまでその原因がよくわからなかった。
でも、今回この決断をしたあたりから、いつの間にか9ヶ月ほど悩まされていたこの体調不良が見事に消えていた。
きっといろんな場面で「都合の良い人」になってしまう事に対して、もう限界が来ていたんだと思う。
そこから自分を解放すると決めた途端、何事もなかったように症状が消えた。
やっぱり心と身体というのは直結しているんだね。
今の僕の目標は
自分を偽らず、
心に嘘をつかず、
体裁など気にせずに、今感じている感覚をそのまま体現する事。
実にシンプルな生き方。
関わる人間関係もシンプルにしていくと決めた。
大して意味の無い義理や、いわゆる腐れ縁的な惰性の付き合いとかそういうものに囚われる事なく、心から楽しいとか嬉しいと感じられる関係を育んでいこう。
こんなシンプルな事を何故今までできなかったのかと、今更ながら不思議に思う。
わざわざ複雑に、ややこしくして…。
今回は流行りの病によって、予期せず、内なる自分と対話できる時間を長く持てたことで、
いろいろと思い、考え、感じ、気付き、見直す事が出来た事に感謝!🍀
=スターシードが創り描く☆地球に人に優しいアート= noZomi hayakawa(陽日希)2024秋の個展『自灯明』
地球に人に優しいアート
noZomi hayakawa(陽日希)
2024.秋の個展
『自灯明』
2024/11.25(月)-12.01(日)
11:00ー19:00
(最終日は17:00閉館)
ギャラリー元町
・・・
誰もが心の奥に持つ、内なる光。
それは自身の信念や志、願い、そして大切な想い...
誰かが照らしてくれる灯火を頼りに生きても、
果たしてそれが、自分の人生なのだろうか。
たとえ、今は小さな灯りだとしても、
僕は、内なる光である自分自身を拠り所として生きていく。
noZomi hayakawa(陽日希)