独り、日々を紡いでいくということ…
あっという間に世界中が先の見えない状況になってしまった今
ここに来てじわじわと感じ始めた事がある。
「独りで日々を紡いでいく」という事が、どういうものであるかということを…。
まだ心底実感しているんじゃなくて、じわじわとね、感じ始めてるの。
自分自身、そして知らない人達も含めた皆を守る為にも、やむを得ない用事以外での外出は控えるようになってから暫くが経った。
すぐにでも会っていろんな話をしたい友人達もいるけど、今は我慢だね。
家族やパートナーとの暮らしでは無いから、そんな感じでざっと10日程誰にも会ってない。
(スーパーのレジとかで事務的な短い対話はあるけど、そういうのはまた別物だから)
僕は会社勤めじゃないから余計にそうなんだけど、僕を含めて単身で生活している人達の中には同じような状況の人が世界中にいるんじゃないかな。
全てが当たり前に回っていた今までは、会いたい人と会って、生きたい場所に行って…
それはとっても簡単な事で、ある程度の時間があってスケジュールさえ合えばOK。
だけど今はどんなに時間がたっぷりあろうと、大切な人達にもしもの事があってはならないから敢えて声をかけることは無い。
仕事の打ち合わせがあったとしても、現状ではどうしてもメールやSNSでのやり取りのみということになる。
必然的にこれまで以上に引きこもりのような生活になっちゃったなぁ…。
それでも幸い子供の頃から独りで過ごす時間が圧倒的に多くて、独り時間の使い方に慣れてる僕はかなりタフだ。
今の僕の毎日は、6月に控えてる個展の準備などの創作に没頭したり(現段階では無事に開催出来るかは分からないけど)、いろんな本を読んで新たな境地に触れてみたり…。
今のところ淡々とした日常を送ってる。
きっと今後も僕は明るい未来と自分の力を信じて、ただただ今やれる事をコツコツと…そんな風に過ごしていくんだろうな。
だからこうやって、時間を忘れてモノを創る…なんていう事に関われていることに、今まで以上に感謝する日々でもあるんだ。
そんな中、今回の事で僕がとても残念に思うのは、世界中で人と人との間に距離が出来てしまっているという事…。
人と人だけじゃなく、人と街とか人と文化とか、そんなものにまで距離が出来ちゃってるよね。
ZoomやYouTube、こういう時には活躍するんだろうけど…。
ネットでの繋がりもとても有り難いものだけど、ささやかでも、そこにリアルな触れ合いがあってこそ心の平穏があるんだってことを僕は改めて痛感してる。
そんな事はこれまでもとっくに分かってはいたけど、今回の事ではっきりと思い知らされてるっていう感じだな。
僕らみたいにネットで繋がる環境があるのはまだ恵まれてる方で、お年寄りの方々みたいにリアルでしか人と接点を持てない人達の不安や孤独感はどれほどのものなんだろう…。
そう考えると、独りで日々を紡いでいくことの本当の意味なんて、僕なんかには到底分かるものでは無いのかも知れないな。
この環境下、せめて誰もが何か夢中になれるもの、集中できるもので自分時間を満たすことが出来ると良いんだけどね。
習字でも手芸でも、絵でも楽器でも…
でもこんな僕の言葉も、ネット環境に居ないお年寄りの方々には届かないんだよなぁ…。
流れて行く季節の中で今日現在も、世界がどうなっていくのか、まだ先は見えない。
僕も今後、否応なしにごまかしの効かない状況下で『独りで日々を紡いでいく』という体験を重ねていくことになる。
きっと次々と押し寄せて来る心の波…僕はそれに打ち勝っていかなきゃね。
神様もまた痛い所ついてきたな~!(^^;
確かに今僕の日常、たまの外出でも知らない人と瞬間的にすれ違うだけ。
僕の居る場所は無機質で、どこに手を差し伸べてもリアルな声もリアルな温もりも無い。
正直、日常を共に過ごす人がいる人達はいいなぁって思っちゃう弱い自分もいる。
かと言ってマイペースで気まぐれだから、常に自分の空間に誰かが居るっていうのも嫌!(笑)
何はともあれ、今後は僕がいかに自分を信じて、今やれる事に集中していられるか…それが決め手だな。
とにかく人生は修行の場。神様からの課題はその都度クリアしていかないとね!
さぁ、大きく深呼吸して船を漕ぎだして行かないと‼ もうとっくに荒波に放り出されちゃってる!(^^)v🍀
=スターシードが創り描く☆地球に人に優しいアート= noZomi hayakawa(陽日希)2024秋の個展『自灯明』
地球に人に優しいアート
noZomi hayakawa(陽日希)
2024.秋の個展
『自灯明』
2024/11.25(月)-12.01(日)
11:00ー19:00
(最終日は17:00閉館)
ギャラリー元町
・・・
誰もが心の奥に持つ、内なる光。
それは自身の信念や志、願い、そして大切な想い...
誰かが照らしてくれる灯火を頼りに生きても、
果たしてそれが、自分の人生なのだろうか。
たとえ、今は小さな灯りだとしても、
僕は、内なる光である自分自身を拠り所として生きていく。
noZomi hayakawa(陽日希)