人が喜ぶものだけじゃつまらない、人が驚くものを創り出せたら面白い! 個展「脳内宇宙の記録」に向けて…

 

人が喜ぶものを追い求めているだけじゃつまらない。

人が驚くものを創り出せたら面白い!

現在(いま)良しとされているものを壊し

そこから新たに生まれるもの

それこそが僕にとってのアート。

 

これが、いよいよ来月に迫った個展

スターシードが描くCosmic Spiritual Art「脳内宇宙の記録」に於いてやりたい事であり、伝えたい事でもある。

 

 

2016年の初めての個展から数えて、今回が15回目となる。

これまでいろんな作品を描き、創って来たのだけれど…

 

 

その間、知らず知らずのうちに僕の中に、ある種の恐れのようなものが育っていたのかもしれない。

 

”アートを人の役に立つものにしなければならない” とか
”人の心を癒すものでなければならない” など、じわじわと湧き上がる優しい顔をした強迫観念。

これらはもしかしたら、2020年からの窮屈な世の中で培われていったものなのだろうか…

 

 

僕はいつの間にか、出来るだけ好感を持ってもらえる絵に仕上げなければという気持ちになっていたような気がする。

最近は、人の顔色やご機嫌を伺うかのごとく、自分の表現を半ば封印したような作品が増えて来たように感じていた。

 

 

僕が元々描いていた絵は万人受けし難い、とてもクセの強いもの。

でも描き手である僕は、時間も忘れるほどのめり込んで楽しく描いていたのだけれど…

 

 

ここ数年は自分の本質からズレ始めていたせいか、地に足がついていないような感覚があった。

それを見て見ぬ振りをしているのにも限界が来た。

 

この期に及んで、世間体を気にするような人間になりつつある自分に嫌気が差した。

だったらさっさと軌道修正するのみ。

 

 

なので今回は、

誰の為でも、何の役にも立たなくても
誰の心を癒せなくても、誰にも感動を与えなくても

当然、全てがゴミになっても良いというくらいの気持ちで、自分が思う存分楽しむ創作の時間となっている。

 

言葉は悪いけれど、今は人のご機嫌はどうでも良いのです。

 

僕が美しいと感じるもの

僕が楽しいと感じるもの

僕が魅力的だと感じるもの

 

今ここに在るのは、僕の中だけにある ”美学” を追求する日々。

 

 

されど、道に迷っていた数年間…

それはそれですごく貴重な経験であり、それがあったからこそ自分の本質に気付けたとも言える。

 

 

本来は人生もアートも、全て自作自演。

何を選んでどうしていくのか、それは全て自分次第。

 

これから先のストーリー、
主導権は自分が握っていくことこそが、ごく自然な生き方なのだと感じている🍀

 

図画工作室から noZomi hayakawa