個展『New Beginnings』に向けて
2023年もあっという間に終盤。
もう秋の個展のお知らせをする時期になりました。
まずはそのお知らせから。
noZomi hayakawa個展
『New Beginnings』
新たな始まり
スターシードが創り描く☆地球に人に優しいアート
2023/11.06(月)-11.12(日)
11:00ー19:00
(最終日は17:00閉館)
ギャラリー元町(横浜市)
今までも型にハマらず、いろいろなタイプの作品を展示して来たけれど、
今回は制作期間の途中で急激な意識の変容があった為、これまで以上に印象が全く異なる作品が一つの空間に同居する予定です。
自分でも楽しみです。
気になった方は是非いらして下さいね。
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では、本題に入ります。
前回6月の個展「脳内宇宙の記録」では、初めて絵を描き始めた頃の、エネルギー溢れる感覚に回帰するような創作を存分に楽しんだ。
その時の僕の想いを表した言葉…
「人が喜ぶものを追い求めているだけじゃつまらない。
人が驚くものを創り出せたら面白い!
現在良しとされているものを壊し
そこから新たに生まれるもの
それこそが僕にとってのアート。」
うん…勢いと活力が伝わってくるね。
作品達も、明るく強いエネルギーに満ちていたと思う。
そして、その勢いのままに今回の個展に向けての作品を作り続けていたのだけれど…
これはその時に描いていた絵。
今回の個展のポスターにしようと思って準備していたけれど、散々迷った後、他のもに差し替えることにした。
(とは言え、意識が移り変わる過程に生まれた大切な作品。もちろんギャラリーには堂々と展示します。)
とにかく、
何故だか9月の声を聞いた途端、自分が今までと変わってしまったような感覚があった。
内面がどうのというのとも違って、正確には表現し難いのだけれど、細胞レベルで別の人になったような感覚というのか…
気分はとても軽やかで、まるで何か大きな仕事を無事に終えたような爽快感とか安堵感のようなものを感じている。
纏っていたエネルギーも、内側から湧き上がるエネルギーも、重さや固さが消えて、穏やかで軽やかになっている。
9月を境に、何かがガラッと切り替わったらしい。
よく見たらPC作業をする机の前に、こんな言葉が掲げてあった。
今年の始め、”書き初め”的な気持ちで書いた言葉。
でも、いつも確かに目の前にあるのに、不思議なくらいに視界に入っていなかった。
正直なところ、すっかり忘れていた。
書いてある言葉からは、固い決意のようなものが溢れ出ている。
今こうやって見てみると、この当時の僕は、まるで臨戦態勢に入るような気持ちだったのかもしれない。
実際、身の回りでいろんな事があったからね。
数年前からずっと続けている朝晩の瞑想。
今はその時間の体感が全く変わって来たことからも、停滞していた何かが動き始めたらしい。
今回の個展のタイトル通り、正に「新たな始まり」を僕は体の内側から感じている。
そして、急にエネルギーが切り替わってからは、生まれてくる作品にも変化が…
これは僕が撮った写真の風景を元に、そこに空想の世界を融合させて描いた作品。
9月に入ってから描いたもの。
自分で写した写真そのものを利用した作品はこれまでにも数点あったけれど、写真の風景を一から描くことをほぼやって来なかった。
実際にあるものを描くのが得意ではなく、そういうものを描く事が楽しいと感じられなかったからだ。
でも不思議なことに、9月になると急にそういうものが描きたくなった。
しかも以前とは違い、描いていて楽しい。
上の絵は、自分でもその変化に戸惑いながらも、心から楽しいと感じながら描いた作品だ。
そして、「これは自分のエネルギーではない…」と長い間仕舞い込んでいた作品のことを不意に思い出して、取り出してみると…
こうして見ても、この絵からは勢いや湧き上がる活力などは感じられない。
ただ静かで、平穏な日常のひとコマ。
でも、そこを通り抜ける柔らかな風の感触や、鳥の囀り、優しい陽射し…そんないろいろが感じられるような絵。
今の自分には、なんの違和感もなくしっくりと来る。
ということで、この絵も展示することに決めた。
今回は初めてワイヤーアートの創作をやってみたのだけれど、真夏の7-8月頃に手がけた作品はこちら
カラフルで、元気な作品。
そして最近仕上げたワイヤーアートがこれ。
上の作品とは対照的な、落ち着いた静かな佇まい。
こんな感じに、イメージの違う作品達を一つのスペースに展示することになったのだけれど、意識の変容が垣間見られる作品達を見比べてみるのもまた面白いかも知れない。
最後に…
このブログを書きながら気付いた事がある。
壁に掲げていた言葉
「自分の内なる声に従う・外側に力を渡さない」
すっかり忘れていたのは本当だけれど、すっかり忘れているうちに、いつの間にかこの宣言を達成していたのかも知れない。
心に「決めて」、「書いて」、そしてあとは無意識ではあったけれど、宇宙に「委ねて手放した」のだろう。
その時の感情に執着せず、あとは流れに任せる形になったということが良かったのだろう。
何故なら、
ぐるぐると思いを巡らせていた、あの戦闘態勢のような力みや張り詰めたような感覚が、今は全く感じられない。
それどころか、今、頭の中は実に静寂で穏やか。
でも、心にはしっかりと太い軸があるような感覚すらある。
なのでさっき新たに書き直して貼ってみた。
きっと今の僕は、この状態に限りなく近いのかも知れない。
何よりも、今までで一番、創作活動を心身共に楽しんでいる自分がいるのだから…🍀
安らぎの図画工作室から noZomi hayakawa