スターシードが創り描くCosmic Spiritual Art『静寂』

2023.05個展「脳内宇宙の記録」より、最後の作品紹介です。

 

・・・

静 寂

 

・・・

 

この時の個展では、宇宙をイメージした作品を…と思っていたところ、まず最初に浮かんできたのがこの絵のイメージでした。

 

自ら思い浮かべておきながら、当初はこの絵のイメージと宇宙とが、自分の中で全く噛み合いませんでした。

そして暫くの間保留することにして、他の作品を幾つか仕上げた後、ようやく取り掛かることになります…

 

静かに目を閉じると、頭の中にぼんやりと乳白色の光が広がり始め、そこにごく薄いクリーム色の光も混ざり始める。

とても穏やかで、安らかな空間…

 

その光の中には、観音様のようなお姿がおぼろげに霞んで見える…

 

 

 

後に知った事ですが、観音様には姿といものが無いそうです。

そして「観音」とは ”私とあなた” という意味も持ち得ているということで、これは宇宙意識を語る上でよく用いられる 「ワンネス(全てはひとつ) 」という概念と同じ様なものかもしれません。

 

このようなことから、宇宙をイメージした作品として真っ先にこの絵のイメージが浮かんだのも、今となっては大きく頷けるところなのです。

 

 

そういえば…

僕は幼い頃、なぜか観音様がとても好きでした。

 

自宅からそう遠くはない距離だったこともあり、その当時は休日になると、家族や親戚で連れ立って鎌倉の大仏様や大船の観音様を拝観しによく出かけていたものです。

大人たちの目的は鎌倉巡りだったので、大船は通り過ぎてしまう事も多かったと記憶しています。

 

そんな時でも、電車の窓から見える観音様に会えるのをとても楽しみにしていました。
今思えば、何故そこまで楽しみにしていたのか不思議なのですが…

 

ひ弱で体力の乏しい子供だった僕は、どこへ行っても現地に着くころには疲れきっていて、ほかの子供たちと同じように動き回ったりはしゃいだりする気力はありません。

それ故、外出を苦痛に感じることも多かったのですが、観音様に会える日は、訳もなく嬉しくてご機嫌でした。

 

きっとそんな僕の気持ちに気付いた観音様が、優しい波動で包んでくれていたのでしょう。

有り難く、そして懐かしい遠い日々の記憶です。

 

 

 

そもそも観音様とはどのような存在と解釈すればよいのだろうかと、改めて調べていたところ、

この方が語られているお言葉がとても分かりやすく、清らかで、スッと心に入ってきました。
    ↓

音羽山 清水寺ホームページより「観音様と、水」

とても穏やかな心境へと誘われるお話です🍀

   noZomi hayakawa

 

個展「脳内宇宙の記録」作品集はこちらから