スターシードが描くCosmic Spiritual Art『平和なライオン・平和なサル』

スターシードが描く
Cosmic Spiritual Art
(宇宙意識から生まれるアート)

=木工作品=

 

・・・

『平和なライオン・平和なサル』
2022 「中今のアート展」より

 

 

平和なライオン

 

平和なサル

 

・・・

 

争いや戦いが無い、そんな穏やかな状況を「平和である」と言うらしい。

本当に、そんな穏やかな世界がどこまでも広がる世の中であるならば、
「恐れ」とか「不安」といった言葉すら、存在しなかったかもしれないね。

 

でも実際は、国同士はもちろん、家族や学校・職場…
そんな小さな単位の中でも、一難去ってまた一難というように争い事が起きている。

 

これはきっと、人の数だけ ”エゴ” が存在するからなのかな…

 

 

何かしなきゃとか、誰かの為にとか、そんな事より大切なのは、

「どのように存在するのか」

という事。

 

「何かしなければいけない」という思いは、どこから来ている?

自分だけ置いていかれるかもしれないという”不安”からなのかもしれない。

 

「誰かの為に…」という思いは、どうなんだろう?

心のどこかで見返りを求めていたのかも。

 

あれだけやってあげたのに…

自分はこれだけやってあげているのに…

期待していたような反応ではないからと不満を感じているのは、
相手より自分の方が優れているはずという分離の意識。

分離の意識は争いの源だ。

 

 

どうせその競争に勝っても、また次の不安がやってくる。

勝っても勝っても、心の中心に”競争心”がある限り、その不安がなくなることは無い。

エゴは恐れ、不安、競争が大好きだから。

 

 

このライオンは、サルより自分の方が強い、大きいなんて思ってはいない。

このサルは、自分の方が力が無い、でも賢さでは自分の方が優れている…そんな意識も毛頭無いのです。

 

十人十色、百人百色、千人千色、万人……
似たような色はあっても、決して同じじゃない。

 

流行りの色なんていうのは、それこそ人間のエゴが作った妄想。
本当は、
「それぞれが」「好きな時に」「好きな色を」身に纏えば良いだけなんだよ。

それをしないのもまた、他人の目を気にするエゴの仕業。

 

 

一つとして同じ色がないからこそ、この世はカラフルで楽しい。

そしてどんな色も、それぞれが独自の美しさを持っているのです。

 

 

それらを比べたって、なんの意味も無い・・・

 

 

平和なライオンと平和なサルは、そのことをよく知っている。

彼らにもエゴが無いわけじゃないけれど、それを使った一喜一憂の世界にはもう飽きたんだって。

今はもう、外の出来事に振り回されず、日々を穏やかに過ごしているらしい。

 

だから、ただこうしてじっとしているだけなのに、それを見ている僕はとても優しい気持ちになれるのです

 

 

ただ存在していること。

存在そのものが「平和」なこと。

安らかで平穏で、競争も戦いもない。

 

 

存在そのものが「平和」って……うん…なんだか良いよね。

 

そういう人に、僕はなりたい・・・🍀

 

          安らぎの図画工作室から noZomi hayakaw

 

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