天邪鬼(あまのじゃく)の独り言…

穏やか、安らぎ、静寂、安定…。

ふと気付くと、今僕の心の底にあるのは、こんな感覚だろうか…。

約一か月前、友人と食事をしたのを最後に、それから間もなく世の中が大きく変わり、僕も不要不急以外の外出は全くしなくなった。

突然突き付けられた先の見えない現実。

当初は「孤独感や孤立感に覆いつくされないように、冷静に心の準備をしなければ…」そんな風に思ってた。

日を追うごとに事態の深刻さは増し、僕の活動に関する日程も、友人と会う為の約束も、ことごとくキャンセルを余儀なくされ、スケジュールはほぼ白紙状態になった。

誰とも会えずに言葉も交わさない日々が続き、一時はそれなりに寂しさも感じていたけど、幸い僕はこの時期は、先に控えている個展に向けての創作に追われる時期でもあるんだ。

予定通りに開催出来るのかはまだ不透明な状況だけど、準備は万端にしておかないとね。

そんなわけで、毎日おとなしくアトリエでもある自室にこもって、時間の経つのも忘れてモノを創ってる。

そうやって過ごす時間の中で気付いたのは、慣れてくるとこの状態が僕にとってそれほど不快なものではないってこと。

妙に心穏やかに、安らぎの中で過ごしてる。

(もちろんこれは、今はなんとか健康に過ごせてるから言える事だけどね)

自分時間が増えたせいか、今いろんなものがクリアになっていく。

好きなもの・嫌いなもの、心地良いもの・心地良くないもの、やりたいこと・やりたくないこと、見たいもの・見たくないもの…。

そんな色々を始めとして、自分が今本当に会いたい人とか、真っ先に見てみたい風景とか、

あらゆるものが鮮明に心に浮かんでくるんだ。

そして一番感じてるのが、僕は今、世の中の流れから少し外れた場所に居たいなってこと。

で、最近思うのは、この際これを機会に時代に逆行してみようかなって…。

動画配信する人が増えたから、僕は逆に静止画の魅力を追究していこうかなとか(始めたばかりの映像アートは別だけど)、

今後外出自粛が解ける日が来たとしても、以前よりももっと限られたリアルの場にしか行かないように個人的自粛をしようかなとか(笑)

成績表にいつも書かれていた「協調性が無い」という言葉。

今も変わらず健在‼

何故だか人と違う所を歩いていたい。違う方向を見ていたい。

もちろんこうやってブログとかFacebookの発信もするし、文明の利器はこれまで通りそれなりに活用はしていくんだけどね。

僕が子供の頃からずっと握ったままでいるのは、他の人達のものとは多少ズレがありそうな羅針盤。

でも、他人のそれと見比べるのはこの際一切辞めて、このとんちんかんな羅針盤に愛着を持って舵を取って行こうと思ってる。

さぁみんな一緒に!っていうのが、どうしても苦手でね…。

…余談…

いつもはiPhoneで撮った写真をいちいちプリントはしない。

なぜか昨日ふと思い立って、何かのおまけでついてきた写真用紙に、今僕が会いたいと思う人と一緒に写した写真をプリントしてみた。

1枚の写真として目の前に現れると、iPhoneの画面とは全然違う「体温」みたいなものが感じ取れるな…。

そんな事を考えた瞬間、プリンターがインク切れになった。

ギリギリ印刷できた1枚の写真の中の僕は、いい笑顔してる…。

人の気配の無い部屋、壁のワイヤーネットに小さなピンチで挟んで飾ってみた。

今は写真もデータで保存するのが当たり前。

でも、昔のようにプリントして空間にそれを実在させてみるだけで、こんなにも心が温かくなるってことに今更ながら感動してる。

あまのじゃくな僕にも、人知れず思い描く浪漫チックな夢もある…という話🍀

=スターシードが創り描く☆地球に人に優しいアート= noZomi hayakawa(陽日希)2024秋の個展『自灯明』

スターシードが創り描く
地球に人に優しいアート
noZomi hayakawa(陽日希)
 2024.秋の個展

 
  『自灯明』

2024/11.25(月)-12.01(日)
   11:00ー19:00
(最終日は17:00閉館)

  ギャラリー元町
    ・・・
誰もが心の奥に持つ、内なる光。
それは自身の信念や志、願い、そして大切な想い...
誰かが照らしてくれる灯火を頼りに生きても、
果たしてそれが、自分の人生なのだろうか。
たとえ、今は小さな灯りだとしても、
僕は、内なる光である自分自身を拠り所として生きていく。
       noZomi hayakawa(陽日希)