明日7/20開幕の個展「捲土重来」に向けて

明日2017.7.20(木)14:30から、僕の3回目の個展「捲土重来」kendo cyourai が始まります。

個展が行われる大津ビルは、横浜港にほど近い馬車道通りに1936年に建った、伝統的な建造物。

 

 

外装も内装もほぼ建築当時のまま保たれているらしいんだ。

昔の人の技術、仕事、それがどれだけ凄いものなのかって言う事を目の当たりにする感じ。

 

現在は各階、会社のオフィスとして使われているようで、毎日こんな風情ある建物で仕事されてる方達がうらやましいなぁ・・・なんて思ったりもしながら僕もこの5日間をここで過ごさせてもらいます。

 

玄関は重厚な鉄の扉。

普段は社員の方々の出入りも多く、常に開いているけど、

夜間や休日などで扉が閉まっている時は、グリーン(…だったと思う)の窓もない鉄の扉と外壁の組み合わせが、まるで外国の古い映画に出てきそうな、なかなか良い雰囲気。

 

 

玄関ホールには、僕好みのレトロなシャンデリアが。

ゴージャスじゃないけど、スズランの花みたいな奥ゆかしい雰囲気が素敵でしょ⁈

 

 

暗くなってきて灯りがともされると、こんな感じ。

温かみがあって、ほっとするよね。

僕はもう、この玄関ホールに住みたいくらいです。^^

 

玄関ホールのガラスの扉を開けて中に入ると、古いエレベーターがある。

これも長く使われてるものなのかな…昇降の音や扉の開閉音がビルの中に深く反射するように響くの。

初めて聞いた時は、ちょっとびっくりしたけど、慣れるとこれもまた、現代には無い、なんとも言えない風情を感じるんだ。

 

その先には、地下へ降りる階段。

案内版は真鍮製なのかな…よくわからないけど、これもなんか好き。^^

 

 

足元が心配なかたは、地下へはエレベーターで降りても大丈夫。

玄関ホールから地下へ続く階段は、昔の建物ながらの薄暗さがあるので、

初めて来る人は「ここでいいのかな…?」ってちょっと不安になるみたいだけど、ここでいいんです。(^^)

 

大津ビルの斜め前には、1904年に建った「神奈川県立歴史博物館」。

まるで海外に居るみたいでしょ⁈

僕が小さな頃から大好きな風景がここにはあるんだ。

 

 

時の流れと共に、ここもだんだん姿を変えつつあって、ちょっぴり残念な事もあるけど、僕は生まれ育ったこの場所、横浜が好き。

考えてみると、横浜に居た頃は、いい思い出って殆ど無いんだけど、

僕の心を癒してくれたのも、この馬車道の風景や山下公園から見る遠くを走る船、海の上を飛ぶカモメ…そんな横浜の姿だったんだ。

 

今回の個展では、僕がこの場所から旅立つ以前、幼少期から思春期頃までの心のアルバムみたいな作品を「言の葉」と共に展示します。

ずっと鍵をかけて閉じたままにしていた心のアルバム。

あれから僕は、少しは成長しているのかな…。

わかっているのは、僕が経験してきた事、感じて来た事の積み重ねで僕の作品は出来上がっているという事実。

だからこのアルバム、もうそろそろ勇気を出して、この地で開いてみよう…そう思った。🍀

 

=スターシードが創り描く☆地球に人に優しいアート= noZomi hayakawa(陽日希)2024秋の個展『自灯明』

スターシードが創り描く
地球に人に優しいアート
noZomi hayakawa(陽日希)
 2024.秋の個展

 
  『自灯明』

2024/11.25(月)-12.01(日)
   11:00ー19:00
(最終日は17:00閉館)

  ギャラリー元町
    ・・・
誰もが心の奥に持つ、内なる光。
それは自身の信念や志、願い、そして大切な想い...
誰かが照らしてくれる灯火を頼りに生きても、
果たしてそれが、自分の人生なのだろうか。
たとえ、今は小さな灯りだとしても、
僕は、内なる光である自分自身を拠り所として生きていく。
       noZomi hayakawa(陽日希)
図工室-letter

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