「夢がいっぱい」
僕らの肉体は、季節が巡る度に確実に一つずつ歳を重ね、そしてやがては年老いていく。
最近は学生時代の友達も、僕が嬉々として話す「本気の夢物語」を、昔のようには一緒に楽しんでくれていないのがわかる。
表情も返って来る言葉も、あの頃みたいに弾んでない。
それぞれの夢を次々と膨らませて、何時間でも楽しく話してたあの頃が懐かしいな…。。
いつからなのか、夢の話をするのはいつも僕だけ…そんな風になっちゃった。
本当にもう何の夢もなくなってしまったんだろうか…。
今が幸せで満足してるならそれでも良いんだけど、そういうわけでも無い感じで…。
何かをやるにも語るにももう遅い…みたいな諦めみたいなものが漂ってて。
でもね、肉体と心は比例してるの? 数字が増えるまま心も年老いていってしまうの?
そんな事は無いよね。
心は、いつどんな場所でも何年経っても、しなやかで自由なんじゃないかな。
今はまだ、本気の夢が見つかってないだけだよね。
もしも本気で叶えたい夢が見つかったら、想像して、空想して、それを語って、行動してると(ここ大事!行動すること‼)、いつの間にか夢に近付いてたり、時には実現しちゃうことだって本当にあるんだよ。
誰が決めたかわからない常識や当たり前、そんなものが急にひっくり返るなんて今の世の中ではよくあること。
今の日常が本意じゃなくても、ずっと同じ時間や同じ状態が続くことってないはずだから。
自分に引いた限界の線、そんなものは一度思い切って取っ払っちゃえばいい。
今居る場所も、置かれた立場も何も気にせずに、暫しの間一人の少年・少女に戻って自分の好きや憧れをゆっくりと思い浮かべてみたら、すっかり忘れてたはずのあの頃のワクワクが蘇って来るかもよ。
もちろん行動はすぐには出来ないかもしれないけど、頭の中で想像の翼をいっぱいに広げるのは、誰でも自由にできるんだから。
まずはそこから始めてみてもいいんじゃないかな。
もしかしたらそうしているうちに、ある日突然動き出さずにはいられなくなっちゃうかもね。
心は「成長する」。
でも、心が「歳をとる」ことは無い‼
僕はそう信じてる。🍀
(2019年個展「solitaire…ひとり遊び」展示作品)
「夢がいっぱい」
いろんな色の風船
お空にたくさん飛ばしてみたいな
お願い事 いっぱい詰めて
青い空に飛ばしたら
とってもとっても
綺麗だろうなぁ…
…noZomi
=地球に 人に 優しいアートを=
僕らを育んでくれるこの星とあらゆる命への敬意、
そして魂の居場所である肉体に感謝を込めて…
早川 希