シンプルな想いを込めて

「あんなので商売になるとでも思ってるのかねぇ~」

 

僕が新たな道を試行錯誤の中 1人で歩き始めた時

僕の前では

「応援してるよ」「いつでも味方だからね」

って言ってたくれてた人が 同じ時期に僕がいないところで呆れたように発していた言葉…

 

僕に言ってくれた言葉の裏に そういう気持ちが込められていた事は とても残念だったけど

凄く現実的で 確かに正論なのかもしれないから否定はしないよ

 

生きていく為にも やりたい事をやっていくためにも お金ってどうしても切り離せないからね

 

でもね 僕のやりたい事の最大の目的って お金をいかに稼ぐかってことではない

もしそれが目的だったら 違う事やってると思うよ

 

僕の夢はね 簡単に言えば

「みんなが穏やかで優しい心持ちで 日々を過ごせたらいいなぁ…」っていうこと

ちっちゃい夢って思われるかもしれないけど これってなかなか難しいと思うよ

 

 

なぜなら これは独りでは絶対出来ない事だから

人の心は接するものによって揺れ動き易いんだ

世の中の出来事 環境 関わる人々… 自分と接するありとあらゆるものをコントロールするなんて できないからね

 

僕のやってる事で笑顔になってくれる人もいて下さる反面 最初の話に出て来た人のような反応をする人もいる…というのが現実

とても 分かりやすい例だよね

 

だから僕の夢って 実はすごく大きな夢なんだよ

今僕が大人のための絵本として詩画集を作ってるのも その大きな夢に1ミリでも近付くための一歩なんだ

 

手に取って下さったかたが絵本を開いた時 その時間が「穏やかで優しい気持ちで過ごす時間」になって欲しいから

僕の絵本はね 製本の過程の全てを外注せずに僕一人でやるんだ

 

中には外注はコストかかるからでしょって言う人もいるけど たとえ無料だとしても 僕は外注しないよ

絵本に掲載する絵の一枚一枚は もちろん僕の大切な作品

そしてね 僕が作る本も「製品」である前に一冊一冊の大切な「作品」

 

 

印刷だと 原画と全く同じ色合いや風合いに再現するって難しいんだ

 

だから実物に忠実に…というよりも僕が載せた想いが伝わる風合いになっているか

それがしっくりくるまで 何度も明暗や色彩の調整をしながらテストプリントを繰り替えしたり

手書き文字の柔らかさを再現するのにベストな画像の風合いを探ったり…

 

用紙の裏も表も使って何度も印刷してはやり直したりしてる

最終的にゴミになっちゃうから エコじゃないのが辛いところだけどね (>_<)

 

 

これはね 僕が絵本に命を吹き込む作業と考えている「手縫い製本」に使う麻糸

 

印刷屋さんでの製本と比べると 「商品」としての完成度は劣るのかもしれない

でもね 僕の手で製本される一冊一冊 どれもが世界にたった一つの個性ある「作品」

 

だから 他人には任せられない

どの工程にも しっかりと心を込めるんだ

手縫い製本は時間もかかるし 非効率的

 

それでも僕は この「心を込める」という 音も無いとてもシンプルな作業が大好きなんだ

ページ数が多いわけでもないし 本屋さんによくある大判の分厚い紙の絵本でもない

僕がいろんな紙の中から選び抜いた用紙だから 決して安価な物で作ってるわけじゃないけど

何しろ手作業で仕上げる絵本だから…

 

感じ方は人それぞれだろうね

もうすぐ予約を開始するんだけど その時にはイメージがしやすいように完成品の写真もいくつか載せる

それを見て 是非手に取ってみたいな 手元においておきたいなって感じて下さる縁ある方々のもとへ届けたいんだ

 

 

ぼくが込めている「心」

それはね 僕自身が子供の頃から長い間 欲しくて欲しくて仕方なかった

ただただ 温かくて優しい・・・そんなシンプルな「想い」です🍀

※只今絵本の製作はお休みしております

=スターシードが創り描く☆地球に人に優しいアート= noZomi hayakawa(陽日希)2024秋の個展『自灯明』

スターシードが創り描く
地球に人に優しいアート
noZomi hayakawa(陽日希)
 2024.秋の個展

 
  『自灯明』

2024/11.25(月)-12.01(日)
   11:00ー19:00
(最終日は17:00閉館)

  ギャラリー元町
    ・・・
誰もが心の奥に持つ、内なる光。
それは自身の信念や志、願い、そして大切な想い...
誰かが照らしてくれる灯火を頼りに生きても、
果たしてそれが、自分の人生なのだろうか。
たとえ、今は小さな灯りだとしても、
僕は、内なる光である自分自身を拠り所として生きていく。
       noZomi hayakawa(陽日希)