スターシードが描くCosmic Spiritual Art『ガジュマルから聞いた夢の話』
スターシードが描く
Cosmic Spiritual Art
(宇宙意識から生まれるアート)
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『ガジュマルから聞いた夢の話』
ある日ガジュマルが僕に言った
「今いる場所も大好きなんだけど
僕はいつか 北の国に住みたいんだ
真っ白な雪が しんしんとふり積もる山の中
そこで雪と同じくらい真っ白なうさぎと友達になる
暖かくなって 茶色い毛に生え替わったうさぎは
相変わらず僕の傍にいてくれるから
僕はちっとも寂しくなんかないんだ
短い夏と短い秋が終われば また美しい真っ白な世界に包まれる
そういう場所で生きていくのが僕の夢…」
太陽が燦々と降り注ぐ常夏の島で
葉っぱをキラキラと輝かせながら教えてくれた彼の夢
僕は言った
「素敵だね!
僕も真っ白な景色の中でうさぎと遊ぶ君を見てみたい
北の国で暮らすガジュマルは きっと君が初めてだから
いろんな動物が集まってきて 君と友達になりたがるんじゃないかな」
みんなが無理だと言ったとしても 僕はその夢を否定しない
だって僕の中にあるのも 彼と同じくらい途方もない夢だから…
無理かどうかなんて そんな事誰にも決められやしないよ
だって 抱いた夢を諦めてしまわない限り
その可能性はゼロではないのだから
noZ_art.
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僕は生まれてからずっと、常識的とか現実的という括りのものが苦手だ。
だからいつも、やってみたい事やなりたいものを見つけると、それがたとえ途方も無いものであろうと、
「あれやってみたい!」
「アレになりたい!」
「そこに住みたい!」etc..
瞬時にそんな夢を大きく膨らませて、その場で家族や友達などに嬉々として語ってきた。
その時の周囲の反応はというと
「やれるんだったらやればいいじゃん」
「そんな事、出来るわけないじゃん」
「無理だと思う..」
「そんなことやってお金稼げるわけないじゃん」
「やめといた方がいいと思うよ」等々…
大抵は否定的な言葉が返ってくる。
「それいいなぁ!自分もやってみたい!!」
こんな反応は至極稀で、家族や友人という身近な人ほど情け容赦なくその夢を握り潰すのです。
表向きは心配している…という体ではあるけれど、内心はそうでないのは顔を見れば分かってしまうけど…
そこには「夢を叶えて欲しくない」という心理が働くらしい。
もう既に夢に向けて動き出していようものなら、マイナスな情報を伝えて何とか辞めさせようする人もいる。
僕は結果がどうなろうと、まずは何でも自分で決めたいので、聞く耳は持たないけれど、
人によってはだんだん不安になってきて、「ちょっと考え直そうか…」となってしまう場合もあるはず。
そうなると相手は安心して、急にご機嫌な顔になるだろう。
でも、そんな相手の気持ちもよくわかる自分もいる。
自分がうまくいってない時は、誰かの成功は自分に対する無価値観に繋がるから。
そんな時、正直素直には応援できないというのが本音だ。
そして、身近な人が一気に先に進んでしまう事をすんなりとは受け入れられなくて、
どこか遠い存在になってしまうような、寂しい気持ちが湧いたりもする。
ただ僕は、その気持ちに罪悪感は持つ必要は無いと思っている。
だって、正直な自分の気持ちを無視していたら、どこかでまた歪みが出てくるから。
人間としてこの地球に生きていれば、そういう感情が働くのは当たり前。
その感情の源は、自分の中に湧き上がってくる向上心。
それが分かっているから、僕は人の夢を握り潰すようなことは言ったりやったりはしない。
その代わり、まだ夢に辿り着けない自分を俯瞰で見直してみる。
人からの評価に重きを置いていないか、「〇〇すべき、〇〇しなければ」を原動力にしてしまっていないか etc…
そして何よりもそれを心から楽しんでやっているのかを…
ここがピタッとはまっている時は、同じようなシチュエーションでも、
夢を叶えていく相手の姿に自分の未来の姿が重なって、不思議な程ワクワクしながら共に喜べるものなのです。
絵の中の小さなロボットは、複雑な気持ちと向き合う僕自身でもあり、
同じような思いを抱える多くの人達の姿でもある。
ガジュマルが抱いた途方もない夢は、形は違えど自分の中に眠る願望と同じ光を放つもの。
他者の夢を手放しで応援できた時、そのエネルギーは巡り巡って自分が抱く夢にも降り注ぐ。
狭い了見で誰かの夢を握り潰して安心しても、そこに残るのは重たい波動。
だから、ほんのいっ時の気休めにしかならないよ。
視野を広く、心を広く持つことで、纏う波動は軽やかになる。
きっと、そこからの人生のステージは大きく変化していくと思うよ。
それもこれも、どう受け止めるのか、
決めるのは自分次第…🍀
安らぎの図画工作室から noZomi hayakaw
=スターシードが創り描く☆地球に人に優しいアート= noZomi hayakawa(陽日希)2024秋の個展『自灯明』
地球に人に優しいアート
noZomi hayakawa(陽日希)
2024.秋の個展
『自灯明』
2024/11.25(月)-12.01(日)
11:00ー19:00
(最終日は17:00閉館)
ギャラリー元町
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誰もが心の奥に持つ、内なる光。
それは自身の信念や志、願い、そして大切な想い...
誰かが照らしてくれる灯火を頼りに生きても、
果たしてそれが、自分の人生なのだろうか。
たとえ、今は小さな灯りだとしても、
僕は、内なる光である自分自身を拠り所として生きていく。
noZomi hayakawa(陽日希)