2020年の出来事から『了』の時間…
2020年は思いもよらなかった突然の出来事に、世界中で大きな衝撃が走った年。
今現在も先の見えない状況は続いてるんだけど…。
緊急事態宣言からの4~5月の外出自粛、それに伴う百貨店をはじめとする様々な店舗の休業やイベントの中止とか。
今までごく当たり前に目に映っていた華やかなものが一気に消えた時期は、寂しさと共にちょっとした恐怖すら感じる異様な時期だったな…。
僕のベースにあるのはポジティブシンキング、だから大抵の出来事はエネルギーに変換できちゃう。
でもさすがに誰とも会えない時間、誰とも話さない時間が何日も、時には1週間以上続いたりしてるうちに、少しずつ心が壊れ始めたように感じたんだ。
一気にじゃなくて、音も無くわじわと侵食されていく感覚…。
あともう1か月あの状況が続いたら…と思うと、それを乗り越える自信は無い。
予期せぬ 強制終『了』
二度と味わいたくないあの時の想いを表現した 僕のアートと言の葉。🍀
[Free Flow]1st.EX『了・観・醒・始』より
『了』の時間…
・・・・・・・・・・・・・・・・
じわじわと ゆっくりと でも確実に
音も無く 水面に波紋が広がって行く様に…
そうやって賑やかだった街は徐々に呼吸を止め 仮死状態の空間になっていった
子供達の声が消えた学校
お年寄りたちの憩いの場であった小さなカフェも扉を閉ざし
あれほど華やいでいたファッションビルは冷たいシャッターを下ろした
煌びやかな夜景が消え
今を盛りにと咲いた桜が美しければ美しいほど それを見上げる僕には 切ない風景に見えた
当初は揺らぐことは無いと信じていた僕の心にも 時間と共に押し寄せて来る闇
未だかつて味わったことのない 深い孤独の世界に引きずり込まれていくようだった
人と人を引き離す見えない脅威
あの人も この人も 大切だから 会わないでいよう 声をかけないでいよう…
いや そもそも誰も 僕が居ても居なくてもどうでもいいのかもしれない…
このまま僕が消えても きっと誰にも何の影響も無いんだろうな…
変化して行く心の声
やるべき事があったから 何とかそこに集中して
その声に耳を傾けないよう 心の中の重たい扉を閉めた
それでも扉の隙間から
「本当はもともと孤独の世界の住人だったくせに…」
そんな囁きが聞こえて来る
僕の胸によぎる想いが 少しずつ闇の世界へと傾きはじめていった あの時間…
noZomi
=スターシードが創り描く☆地球に人に優しいアート= noZomi hayakawa(陽日希)2024秋の個展『自灯明』
地球に人に優しいアート
noZomi hayakawa(陽日希)
2024.秋の個展
『自灯明』
2024/11.25(月)-12.01(日)
11:00ー19:00
(最終日は17:00閉館)
ギャラリー元町
・・・
誰もが心の奥に持つ、内なる光。
それは自身の信念や志、願い、そして大切な想い...
誰かが照らしてくれる灯火を頼りに生きても、
果たしてそれが、自分の人生なのだろうか。
たとえ、今は小さな灯りだとしても、
僕は、内なる光である自分自身を拠り所として生きていく。
noZomi hayakawa(陽日希)