2022.06個展 [図画工作室] への僕の想い
僕の13回目の個展が、今年2022年の6月に開催が決まりました。
僕の原点である「サイキックアート」(当初はそのような呼称は使っていませんでしたが…)ばかりを集めた展示を予定しています。
6月に向けて制作にとりかかろうとしていた時は、以前のような、ある種の”圧”や”重さ”…あるいは”毒”のようなものを多く含んだ絵が降りてくるだろうと予想していました。
これは以前僕が描いた絵です。(その時は自分で気付かなかったのですが、改めて見ると重たい波動が感じられます)
絵を描き始めた頃は、こういう感じのものが大半でした。
そうすると、見て下さる方々の心の深い所にある闇のようなものと共鳴してしまった場合、悲しく辛い涙を流される方も多く、僕のサイキックアートが人に与えるエネルギーの質に徐々に疑問を覚えるようになっていきました。
僕が過去の色々に囚われている間、そこには重たく澱んだエネルギーが集まりやすいのかもしれない…
もともとスピリチュアル的なことには深く関心を持っていたのですが、この頃からは更に、心の在り方や日々の言動を始め、波動などのスピリチュアル的なものについて、改めて大きく意識し始めたように思います。
そして暫くの間は、降りてきたものをそのままの勢いで表現していくという描き方をほぼ封印してきました。
降りてきたものではなく、僕の心の中で作り出した絵や映した写真の風景などを使ったものなど、そういう作風に変化していきました。
それでも数点、降りてきたものも作品にしていましたが、どこか遠慮がちに展示していたように思います。
これは僕が映した写真をベースに製作した作品。(評判も良かったのですが、風景の作品は僕だからこそ…というものでは無いですね。でも逆に、自分の作品らしくないところが好きです。)
そんな中で僕は、見る人がどんな気持ちになるかということばかりに囚われて、心のどこかでは絵を描く楽しさを失いかけているように感じていました。
でも前回の個展が終わる頃、小さなきっかけから僕の原点であるサイキックアートの手法に立ち返ってみようという想いに駆られ、そこから急激に心も身体も動き始めました。
サイキックアートを始めて数年を経た現在、いざ描き始めると、そこに現れるイメージはとても軽やかで優しげで、全く違う波動を帯びたものが現れました。
そして、何枚描いても、以前のような絵は、今の僕には降りて来ないのです。
それは何故なんだろうと、不思議に感じていたのですが、
きっと、数年前とは僕がまとっている波動が、ガラッと変わったからなのでしょう。
今の僕に降りてきてくれるもの達は、今の僕と調和するもの達なのだと感じています。
しかも以前のようにただ操られるように描くのではなく、モチーフの色彩などについても、彼らと穏やかにコミュニケーションを取りながら描いているという感覚があります。
僕の2022年のサイキックアートは、とても軽やかで優しげです。
僕自身も、穏やかなエネルギーを頂いているような感覚の中での製作が続いているのです。
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そして、僕は自分の作品が生まれるスペースを これまでは「アトリエ」などと呼んだりしていました。
でも、何だかよそ行きな感じというか、背伸びしているというのか…
とにかく、しっくり来ていませんでした。
正直、もっと”素朴な気” のようなものを感じていて、ある日ふと「図画工作室」という響きが似合うということに気が付いたのです。
そんな経緯もあって、今回の個展のタイトルは『図画工作室』となりました。
ここ2回ほど、タイトルにフランス語を使ってみたりしていましたが、最近は不思議と”母国語を大切にしたい” という想いも湧いてきています。
でも、個展を始めた当初のような難解な四字熟語(ちなみに第1回目の個展のタイトルは「驚天動地」でした)で無理して知識人のフリをするような浅はかなことは、今では全くする気もなく(笑)
もっとリラックスした自然体の自分で居られるようになりました。
今回のタイトルの素朴な響きは、今の僕の等身大を表しているように感じています🍀
早川希(noZomi)第13回個展
『図画工作室』
2022.6/6(月)〜6/12(日)
ギャラリー元町(横浜市)
11:00-19:00(最終日は 17:00まで)
=スターシードが創り描く☆地球に人に優しいアート= noZomi hayakawa(陽日希)2024秋の個展『自灯明』
地球に人に優しいアート
noZomi hayakawa(陽日希)
2024.秋の個展
『自灯明』
2024/11.25(月)-12.01(日)
11:00ー19:00
(最終日は17:00閉館)
ギャラリー元町
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誰もが心の奥に持つ、内なる光。
それは自身の信念や志、願い、そして大切な想い...
誰かが照らしてくれる灯火を頼りに生きても、
果たしてそれが、自分の人生なのだろうか。
たとえ、今は小さな灯りだとしても、
僕は、内なる光である自分自身を拠り所として生きていく。
noZomi hayakawa(陽日希)