「中今(なかいま)のアート」それは、僕が今この瞬間を込めるアートです
今この瞬間に、より一層の意識を集中し、魂を込めて描く…
それを僕なりに突き詰めて辿り着いたのが
「中今(なかいま)のアート」
「中今(なかいま)」とは「今この瞬間」「今この一瞬」の事を言います。
僕に降りてきたものを、より一層の意識を集中して描く。
それは、これまでの僕のサイキックアートを更に進化させたアートだと感じています。
どうやってより一層の意識を集中させるかというと…
それは、利き手では無い方の手で描くというもの。
僕の利き手は右手なので、作品の最初から最後までをその反対の手、左手で描くのです。
日常では左手で文字や絵を描くことは無いので、筆や鉛筆を持つだけでもぎこちなくなります。
そのぎこちない感覚のまま、円を描いたり線を引いたり…
これは想像以上に集中力を必要とするのです。
慣れた方の右手で描く時は、思わず何かを考えてしまったりして、意識が別の所に飛んでしまう瞬間があります。
でも不慣れな左手では、そんな余裕もなく、ただただ「今この瞬間」に意識を深く集中して描く事になるのです。
魂を込める密度というのでしょうか、それが非常に濃密なものとなるのです。
しかも、不思議なことに、その瞬間瞬間にはピリピリとした緊張感は微塵も感じられません。
そこにあるのは、まるで瞑想をしている時のような感覚。
余分な力が抜け、限りなく「無」の感覚に近いものとなるのです。
僕の新境地である「中今(なかいま)のアート」
今この瞬間を生きて、今この瞬間を込めるアート。
来月の個展で、ギャラリーの一角を飾ります。🍀