完璧じゃないことの魅力
僕が作る絵本・・・
今のところ印刷も製本も 一冊一冊全て自分で試行錯誤してやってるから 工場で立派に製本された完璧な本とは全く異なるのは確かなんだ
以前にもこのブログで なんで手作りの絵本にこだわるのかを書いた事あるんだけどね
感謝してもしきれない程 とてもたくさんのご注文を頂いて ひと月以上絵本を作り続ける過程で 僕自身の技量の無さから思ったように進まない作業や 手作業の限界とか ぶち当たる壁も多かったり
試作の段階で大丈夫と思ってた部分も 作っていくうちに改良点が浮上してきたり…
そんな事もあった中で それでもやっぱり強く手作業にこだわる意味を 今一度話しておきたかったんだ
本を手にして下さったかたの中に もしかしたら既製の完璧さを求めている人がいたとしたら…
そんな不安も正直あったよ
でもね 出来る限り僕という「人」の手で作って その一冊一冊がこの世にたったひとつしかないものであること
それが大事だったんだ
そういう本を届けたいっていう想いが強かったの
完璧じゃないものが持ってる「味」っていうのがあるよね
どこか優しくって 可愛らしい魅力みたいなもの…
僕は そういうものがとっても好きなんだ
ほら 友達のお母さんがおやつに作ってくれた素朴なドーナツとか 誰かが編んでくれた手編みのマフラーとか
既製品には無い何とも言えない優しくって 可愛らしい魅力・・・
そういうのが 好きなの
だからどうしてもこだわっちゃう
だけどね 今回初めて販売した手作り絵本
いびつだったり不細工だったり そんな個体差みたいなものが まだ数をこなしていない最初のうち ちょっと強めに出やすかったことが実は今でも心に引っかかってる
もしも気になる部分があった場合などのアフターフォローのハガキを送らせて頂いてるんだけど いまのところはまだ どなたからも連絡無いの…
でもこの点はとっても大切なんだ
僕が「手作り」という事にこだわる以上 その分の責任も誠意も持って対応したいからね
ホントに! ご購入下さった皆さん 何かあったら遠慮なさらずにお問い合わせくださいね^^
そして僕の絵本の特徴の一つに お届けできるまでに時間がかかるっていう事があるの
基本的にお申込みの後ご入金頂いてから作り始める受注生産だから
アマゾンとかのびっくりするくらい早いお届けとかに慣れちゃってる人は 逆にびっくりしちゃうくらいのスローペースかも
それでも僕はね スピード重視の大量生産が当たり前になってる今の時代に 敢えて反抗してる(≧▽≦)
受注生産だと今作ってる本が 誰にお届けするものなのかをしっかりと意識することが出来るんだよね
それってかなり特別感があって いいなぁって思うの
それからこだわりの特徴はまだあって 最近作った2冊の詩画集は 僕の手書き文字を印刷してること
僕の字って はっきり言って「習字」的な観点から見たら全然美しい文字じゃ無い
だけどね なぜか不思議な事に 以前からこんな僕の字を「なんか好き…」って言ってくれる人が多いの
いちばん最近では 引っ越しでお世話になった不動産屋さんの男性社員さん2人に 立て続けに「早川さんの字って なんか好きなんですよね~」って言われてちょっとびっくりした(^o^)
提出書類みたいな事務的な事で書いた字を見てそんな風に言われたのは 初めてだったから
字に関しても絵に関してでも
「なんか好き…」って言葉 僕にとっては最高に嬉しいほめ言葉だったりするかも
そんな僕の字を本に使うことで ここにも活字とは違う「完璧じゃないことの魅力」を感じてくれる人がいたらなぁって思ってるんだ
これから秋に向けて 2冊の絵本を準備してるよ
この2冊は詩画集では無くて 「物語絵本」
文字もページ数も増えるから 製本の方法も再検討しないとね
そしてこの先僕自身も「なんか好き…」って思ってもらえるような 完璧ではないけど魅力ある作家になれたらいいな…^^🍀
※只今絵本の制作はお休みしております
=スターシードが創り描く☆地球に人に優しいアート= noZomi hayakawa(陽日希)2024秋の個展『自灯明』
地球に人に優しいアート
noZomi hayakawa(陽日希)
2024.秋の個展
『自灯明』
2024/11.25(月)-12.01(日)
11:00ー19:00
(最終日は17:00閉館)
ギャラリー元町
・・・
誰もが心の奥に持つ、内なる光。
それは自身の信念や志、願い、そして大切な想い...
誰かが照らしてくれる灯火を頼りに生きても、
果たしてそれが、自分の人生なのだろうか。
たとえ、今は小さな灯りだとしても、
僕は、内なる光である自分自身を拠り所として生きていく。
noZomi hayakawa(陽日希)