今こそ、どこまで自分を信じて進んで行けるかが問われている 2020個展My dear…親愛なる君へ『うつろい』からの考察

世の中が変わって、1年近く経とうとしている今、改めて実感してる。

じわじわと侵食してくる何かの力で、身の周りの環境は少しずつ変化してきた。

街の景色も、そこに在ったはずのものが消えていったり、直接には見えないけれどどこかで大きく動いて変化しているものあるんだろうね。

それは環境や習慣だけじゃなくて、人との繋がりとかそんなものも…。

でも、世界がこうなる前から、僕自身の考え方や行動は、変化の方に向かっていたんだろうなって思う。

去年の6月の個展は、当初からそれまでお世話になっていたギャラリーとは違う場所でやることになっていたしね。

会場の広さも雰囲気もまるで違うから、必然的に作品自体も大きく変えることになるし、展示のやり方も大幅に変化することになる。

でもそれは、この世界的な大変化が起こる前、2019年の半ば頃には自分でそうしようと決めてた。

そうやって僕自身や僕の創り出すものが変わって行く中、ふと気付くと僕のところから黙って離れて行った人達もいる。

それは僕が変わったからなのか、その人達が変わったからなのか、たまたまそんなタイミングだったのか、それはわからないけどね。

こういう事は自然の成り行きで、よくあること。

だからそこに良いも悪いも無いし、どこかへ行く途中の単なる工程に過ぎないんだと受け止めてる。

永遠に続くものなんて、この世には何処にもないはずだから。

それでも人の心って、ちゃんと出来事に反応して正直揺れ動く。

それは「感情」というものが健全に働いているという証し!

会えなくなった人達を思うと寂しさも感じるし、自分がこの先どうなっていくのか不安に包まれる時もある。

でもね、僕はやっぱり天性の能天気!

ちょっぴりだけうつむいたら、あとは夢や希望が大きく膨らんで、そこからは行けるところまで行くしかないし、行ってみたい。

そこに持って行く荷物は、たった一つ‼ 自分を信じる心🍀

2020.11個展「My dear…親愛なる者へ」より

『うつろい』

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変わって行く

 人も世界も

  そして僕も…

そこにあるのは

 一抹の不安と寂しさ

そして  夢と希望

noZomi